■体育教師 敦 賀 蓮


■敦賀先生のエロエロ課外授業(体育教師Ver)


「最上、お前だけだぞ、倒立前転(※)ができないのは。…今日は残って特訓だ」

※は好きな体育科目を入れて下さい

(えへ〜!?今日は、モー子さんと丸美屋のお好み焼き食べて帰る約束してるのにぃ〜)

内心で叫ぶと、じろりと睨まれて、その眼光の鋭さから、不承不承うなづく。
新任の体育教師、敦賀先生は、その美貌と190cmを越える体格、体育教師にしては
人当たりがやさしいところから、着任後あっという間に我が校のアイドルとなった。

誰にでも分け隔てなくやさしい先生という評判のくせに、
私…最上キョーコに対してだけは、妙に厳しく、アタリもキツイ。
…それは、どんなアイドルにも生理的に受け付けない人間というものはあるだろうけど、
自分の何が彼をそうさせるのかと思うといつもなんだか暗い気持ちになった。
…きれいな人だなって、最初少しだけ憧れる気持ちがあったから、余計かもしれない。

多分、前世の因縁が悪いもの同士というものがあるなら、私達がそれにあたるのだろう。

指示を受けて、一人用のマットを体育倉庫に取りに入る。
女子高でも、こういうところは流石に汗臭い。
ネットをよけて、跳び箱の横から奥のマットを引っ張り出そうと屈んだ。

鉄扉の動く音がして、顔を上げる。入り口を閉めて、敦賀先生が。

「 なにをしてる、遅い 」

そのまま、彼は、こちらにズカズカと近寄ってきた。

…あの、なんで、扉…閉めたですか。
暗いんですけど……。

マットを掴んだまま、中腰で、肩越しに先生を振り返る。
彼は、跳び箱に手をついて…背後から、私を覗き込んだ。
視線が、絡まりあう。
体育教師のジャージが、似合ってるのか似合っていないのかわからない美貌。
改めてこうして見つめると、やっぱりドキドキする。

「 なんて格好してる… 」

憮然と言われて、むっとした。
先生が取って来いって言ったからです。

………と、その時。

うしろから、大きな手で、お尻を、撫でられ――――――――――――――――。

( ええ―――――!?)

がたがたと、彼のほうをむきなおって、跳び箱と棚のスキマに尻餅をついてはまり込んだ。

「………」

そのまま、再びじっと見つめあう。こんどのは、混乱した…。
ななななに、なんなの、今のは……――――いったい。

「 最上は、体が硬いから…マット運動が下手なんだよ 」

彼は、にっこりと笑って――――――――目を、すうっと細めた。
………わけもわからず、心臓が、跳ねた。

「 柔らかくしてあげるよ……―――――――――― 」

囁くような、低い声。じんと、脳の奥にまでひびく、甘い……。
な、なんなんですか…これって、いったい、どんなイジメですか。

「 イジメ…?とんでもない 」

彼は、ゆっくり身をかがめると、膝をついて、私の上にかぶさってきた。
いきおい、体育倉庫のコンクリ床に背中をつける格好になる。

「 最初から……可愛いなって、思ってたんだ―――― 」

せせせ、先生っ、なんでそんな、エロい……。
先生のファンが見たら、雪崩をうって靡いてしまいそうな………。
夜の…帝王のような。

って。

最初から……かわいい……って。

誰が。

「 君が。 その可愛さに、俺、一目惚れ… 」

あなたは、超能力者かなんかですか。
どうして、言葉に出してない事にまで返事をするですか。
真っ赤になりながら、ぐるぐる考えていると、先生は低く笑った。


「 だから……教えてあげる………じっくりとね…… 」


息がかかるほど、近くに顔を寄せられて……。
生まれて初めての、キスを受けながら……。


私があげた、驚愕の悲鳴は、彼の唇の下にふさがれ……押しつぶされた。


(終わり ⇒ このあとキョーコが暴れるので縛って絵につづく)


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